工房の窓 (2007年9〜12月)


2007/09/20

豆汁糸に色がつきました・・・・
織成で豆汁講座を済ませて山荘に帰って糸を干しきりましたが、工房に持ち帰り
干して見ればこんなに糸に色が着いてきます。
色んな要因がありますが、自然相手の仕事です。慎重に糸を扱うべきだったと反省しています。
今思えば、豆汁はその場でしっかりと乾かす事が肝心です。生乾きであればできるだけ早く
糸を干してやる事が大切!!!! 豆汁日は曇りと言って乾きを心配しておりましたが、
良く乾いてくれホッとしておりました。講座を受けた人達はきっと糸を早く広げて
干した事と思っています。しっかりと枯れるまで慎重に糸を扱う事を薦めます。
豆汁処理を自分のものにした方は良い色の織りが楽しく進むと思います。
色糸は大切です。自然も大切。楽しんで染織を続けてください。

2007/09/22

竹糸織着物・・・
竹糸織着物はさわやかな着物。私は風を通す着物と思っています。
シルクを着尽くした人からは少し重いと言う声を聞く。それは竹本来の重さなのです。
竹はこの重さを承知してほしい。竹糸なのである。この着物は男性で中肉中背の方が
着て下っています。着物にして重さを測れば800グラムある。シルクと木綿の中間です。
今から大切な繊維として世の中に貢献する繊維と思います。
来年が「竹糸に魅せられて」10年。来年は「竹展」したいと思っています。
見て着てみて欲しいと願っています。この着物に久しぶりに会って着ている方の心を感じます。
色んな着ての感想をお聞きして勉強をしております。是非見て触ってきてください。

2007/09/29

山荘での藍染め・・・
藍染め指導は今回山荘での指導は始めて。藍液をどうするか言うことです。 工房でするように
洗濯機を持って上がり、脱水した液はボールで受けてタンクに戻す事が出来ました。でも途中の洗いは
しないことを徹しました。意外と楽に作業が進みました。本格的に染色をすることができそうです。
「ガラスウール」先回煮染めをした時はタンクの底や壁面が煤で汚れて後の片付けが大変で困っていました。
今回ガラスウール紐を使ってみました。大成功!!!! これで後の片づけが大変楽になりました。

2007/10/02

秋は展覧会が重なるので天候で糸の干しが心配です。
糸を広げたり、動かさないと糸がカビます。
雨模様が続けば糸はなかなか乾燥してくれません。
遠方から来る生徒さんの為に糸を干して返します。
すっきりとした秋晴れに成って欲しいものです。
豆汁処理も割り染色も自然相手です。出来る時に
豆汁をしておきましょう。

2007/10/14

染材採取・・・
朝夕が涼しくなってきました。山荘の沢水付近には今も赤麻が青々しております。今日は赤麻と萩を採取。
毎年工房の萩を染材としておりましたが、山荘に持って上がり大きく育った萩を取りました。
萩も赤麻も茶から赤茶に染まり染材として欠かせないものです。今年も採取でき来月の冬青も元気に育ち
液出しが楽しみです。

2007/10/15

工房にて早速液出しをする。それぞれを押し切りにてカット。
赤麻・萩を各3煎する。萩は今回の倍の量は欲しかった。赤麻は今の時期でも
葉が生き生きとしていれば液出しに使えた。染めが楽しみです。
山荘で採取できる場所は夏はこぼれ日がさす山道で、秋に葉が少しずつ落ち始めても
しっかりと日が差し今も元気です。だから今時分まで液出しが出来るのでしょう。
逆に6月頃はまだ葉も小さく威勢が良くないのです。思えば昨年も山荘勉強会で
生徒さんが採取して帰りました。

2007/10/22

落ち葉・・・
朝夕冷えが増す毎に山荘から里が見え始めます。
山荘で染織をしていると落ち葉が多くなりました。
写真の左は冬青の葉。右は矢車ぶしの葉。
正にこんな落ち葉色に染まります。
生徒さんに
「この木の色が分からないとは・・・落ち葉の色を
見れば分かる」と話した所です。
この葉は何の葉?と落ち葉拾いをして見るのも楽しいですよ。

2007/10/29

頼まれのマットが織れて、また頼まれマット40cmをセットして
あっという間に織れ2本目を織っています。
今までマットは片羽(筬目に1本入れ)差しで織っていました。
40cm幅なので、丸羽(筬目に2本入れ)にしてみました。

1本は薄色で、もう1本は濃い色にしましたが、経糸が混んでいますから
真っ白に見えて折角の色が可愛そうです。
主人にラグ用経糸を紺に締めて欲しいと話しているところです。
ちなみに40cm1本は、180cmの出来上がりですぐ織れたのです。
また感じた事は40cmと決められると、太い緯糸は耳分で寸法通りに行きません。
こんな事も織ってみて解かること。織るが一番。これが染織の力になります。

2007/11/09

知っているような知らない話・・・
綜絖のワイヤーヘルトに表裏・上下がある事ご存知ですか。
ワイヤーヘルト1本が糸が細くなればなるほど織り地に諸々弊害が出ることが大きい。
ヘルトの頭に色が付いています。
右利き・・・@ヘルトの頭に色が付いているが上
      Aワイヤーの入る穴の所のねじりがつるっとしているが前
       (ヘルトの穴が右向きになっている)
左利き・・・@ヘルトの頭の色が下
      Aねじれはつるっとしているが前(ヘルトの穴が左向きになる)
                  にすれば左利きの方も楽に糸を通す事ができる。
良く見ればヘルトがでたらめに入っている事が多いです。織っている時に糸切れが
発生することもあります。一度綺麗に通し直して織ってみてください。

2007/11/15

ウールの蒸し・・・
ウールの経糸を整経しました。綛で見る限り糸のねじれを感じませんでした。
こんなに糸がねじれますと作業がしづらいです。緯糸にも使いますから糸の蒸しをして
ねじれを取る事にしました。
@綛を枠巻きにする。 Aタンクに簡易的に蒸しが
 できるように準備する。
  B枠を網の上に載せて蒸す。
  湯が糸にかからないように
  注意がいる。
C30分蒸す(15分で上下を変える)放冷 D糸が乾いて枠に巻き返る(中の糸に平均的に蒸しが行き届く
ように)E20分蒸す(上下糸を10分で変える)放冷して糸はしっかりと乾燥させて使う。
蒸しが利けばこんなにもう糸の捩れは無い。確認して使う。

2007/12/08

冬青・・・ 
今年はじめての冬青を採取して液出しに入る。ここの冬青は葉が大きくりっぱです。
年何回か戴きますが、今年の色は如何でしょう。たくさん枝打ちをしても葉だけにするとわずかです。
タンク一杯は欲しいと精を出して取り、工房に帰って早速液出しです。
冬青は葉がいのち!葉を蒸らしてはいけません。できるだけその場で液出しをしたいぐらい新鮮な葉を
使います。枝等には色素はありません。液出しをして一週間放置していればワインの色と香りがして
きます。それが染め時の合図です。必要な量だけ戴いて染めましょう。
工房では枝が干して薪に使います。孫の家には木々がいっぱいで南天が今年もたわわに実をつけて
頭をもたげております。大きな木なので綺麗な黄色が染まりますね〜

2007/12/24

今年は娘のところでイブをたのしむ。
グランの散歩に共に行きこんな光景を目にする。
凄く懐かしい風景である。霜除けかな? 目白も来て
暖かである。地球温暖化と良く耳にするけれど、未来に
希望が持てないことばかり。しかし、未来の為に自分で
出来ることをしなくてはと強く感じる。今を感謝して
生きること大切ですね。物を大切にする。有効に使い切る。
セーターを1枚よけいに着て過ごす。これも省エネです。
皆で穏やかな年越しが出来ますように〜〜
孫達に顔を見ればそう感じるイブでした。

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